投稿の五

或る道場(正直言ってどこだったかは忘れましたが、少なくともうちの道場ではな
かったのは覚えています。)で僕が稽古をしていたら、総裁がいらっしゃいました。


僕は「押忍。お久しぶりです。」と挨拶をしました。
すると、

総裁が「おぉー。久しぶりだねぇー。大きくなったねぇー。^^・・・(暫し沈黙)名
前なんだったっけ?・・・ほら、あれ・・・○○先生のお孫さんだよねぇー?あっ
れー、忘れちゃったよぉー。」とおおらかに笑いながら返事をしてくださいました。


僕:「のぶですぅ。(涙)」

総裁:「君ぃ。男がねぇ、名前を忘れられたぐらいで悲しんでたら世の中生きていけ
ないよ。」


もう何度も総裁には会っていましたし、祖父や父の関係上小さいころから総裁には可
愛がってもらったつもりなのですが、すっかり忘れられていました。

で、僕としてはそのことが結構ショックだったので、総裁の側近のR師範にお会いし
たときに、「総裁にこの前お会いしていたときに名前忘れられていました。(涙)」
と言うと、

R師範は、「あぁー。そんなの良くあることだよ。この前なんかねぇー、八巻が組手
しているの見てて、"おお。なかなかいいねぇー。頑張ったら君は全日本王者、いや
世界王者になれるよ!名前はなんと言うの?"って、おっしゃってたからね、総裁。
八巻なんかめちゃめちゃ凹んでたからねぇ。総裁の隣で前に立って指導したりしてた
のに・・・って。」との事。

もう既に全日本王者、全世界王者の八巻師範の組み手を見て、「世界王者になれ
る!」と仰るのは或る意味さすがだなー、よく実力が分かるんだなーと思いました。
(笑

2001/11/26のぶさん:『総裁との日々』より(斬奸題)

*のぶさんから、とっておきのエピソードをいただきました。
いやぁ。。。爆笑してしまいましたが、不世出の達人の愛される側面ですね。
しかし自分の愛弟子である世界王者に向かって『〜名前はなんと言うの?』。。。やはり大人物です。
ありがとうございました。


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