投稿の九

初めてお便りします。自分は某伝統派でスポーツ少年団の指導などをやっています。

これはあるブロック大会でのことです。
ご存知のことと思いますが、伝統派の大会だと
会場にいるのはだいたい関係者だけで、
一般ファンなんかは一人も来ません。
大学の対抗戦や少年大会だとそれなりに応援も盛り上がったりしますが、
一般の大会ではただだらだらやっているだけということも多いです。

このときもそんな感じで、適当に始まって適当に終わるはずでした。
だいたい勝つ選手は最初から決まっているようなもんですから。
寸止めだと審判の裁量でどうにでもできますからね。

そんな中で、優勝する予定の選手の準決勝で、
相手が結構上手くて上段蹴りが何回か入り、鼻血が流れました。
それでも主審はポイントを取らない。
鼻血が止まらないので、タイムをとって止血して再開したとき、
相手がにこっと笑ったかと思うと、
猫足立ちに構えて思いっきり息吹をやったのです。
その瞬間、それまでしらけていた会場がうぉ〜っとどよめき、
雰囲気が一変しました。

結局予定通りにそのたぶん剛柔流の選手は負けにされましたが、
誰も試合を見ていなかったに近かったのが、
彼の息吹の後短い間だけですがみんな熱心に観戦していました。

2001/12/09匿名Kさん(仮名):ある大会の思い出

*いや〜どっかでというか、結構聞く話かもしれませんね。
やっぱりなんでも度を越えて、需要もないのに主催者側のエゴだけで
無理に推進すると矛盾が出てくるものなのでしょう。
普及のための手段が逆に衰退の原因になってしまうということでしょうね。
でも何か一縷の光残ったようで、いいお話でした。


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